FXとは何か?正式名称を外国為替証拠金取引といいます。
長ったらしい名前ですね。基本的には外貨預金の一種だと考えて良いでしょう。
外貨預金とはその名の通り、自分の国の通貨すなわち円を外貨に換えて、そのお金を海外の銀行に預けることです。
外貨預金のメリットはなんでしょうか?
それは海外の銀行のほうが金利(利子)が高いことにあります。
現在、日本の銀行にお金を預けても現在ではスズメの涙ほどの金利しか付きません。
これは日本の中央銀行である日銀の方針によるものです。
しかしあくまでもこれは日本の話であって、海外の銀行では金利がこれほど低い国はないのです。(目安 アメリカ2% ユーロ 3% 英ポンド4% オーストラリア5% ニュージーランド6% アフリカランド9%)
日本の銀行に100万円預けても一年間でせいぜい1%の金利が限界です。
普通はもっと少ないですね。
しかし海外の銀行なら3%や5%あるいはそれ以上の金利がついて戻ってくるのです。
それなら、断然海外の銀行に預けておけば良いじゃん!というとそれほど簡単な話ではないのです。
なぜなら外貨固有のリスクがあるからです。
為替レートのリスク
例えば1ドル=100円の時にアメリカの銀行に100万円外貨預金したとします。
為替レートに変更がなければ・・・
日本の銀行に預けた場合は、年間1%の金利で返って来るとすると、1年後に101万円になります。
アメリカの銀行に預けた場合には、3%の金利で103万円になります。(現在は2%ぐらいです)
では為替レートが変わって1ドル=90円になったとします。
すると、1万ドルに3%の金利がついて、1万300ドルになりますが、これを円に戻すと・・
92万7000円になってしまいます。つまりドルの価値が下がってしまったために、
金利が高くてもトータルでマイナスになってしまったのです。
なんだ、やっぱり危険なんじゃん!と思いますでしょうか?しかし逆のケースもあります。
例えば、1ドル=110円の為替レートになったとします。すると
10300ドルを円に交換して・・
113万3000円になります。つまり金利プラス為替の利益までついてきました。
つまり金利と為替で二倍オイシイわけです。為替はリスクでもありチャンスでもあるのです。
これが外貨預金の基本であります。(為替の交換手数料などを除いた計算になっています)
ポイントは、金利と為替相場の変動といえますね。
では次に外貨預金とFXの違いをご説明します。
FX(為替)投資のトップページへ 次の記事 FXのメリット 手数料が安い
|