レバレッジとは、自分の持っているお金に対してそのお金より多い金額を使うことができる、という意味です。
簡単な例を挙げましょう。
手元に10万円あるとします。外貨預金ならばこれをドルに換えて預金するしか手はありません。
しかし、FXならこの10万円で100万円分のドルを買えたりするわけです。
すると、10万円の金利3%では3000円ですが、10万円で100万円分のドルを買えれば年間で3万円の金利がつきます。(これをスワップといいます)
10万円の元手から計算すると3万円の金利ですから年利30%にも達するわけです。
しかし・・もうお気づきだと思いますが、この取引はレバレッジをかけた分だけリスクも高くなるのです。
たとえば10万円を元に100万円分のドルを買ったとします。1ドル=100円
このレートが1ドル=105円になったら、1万ドル=105万円ですので、元の10万円は15万円になります。
では、逆に1ドル95円になったとします。すると1万ドル=95万円ですので、元の10万円は半分の5万円になってしまいます。
そして為替レートが1ドル=90円になれば、元の10万円が消滅してしまう計算になります。
このように少し為替が動くだけで、大きく利益が出たり損が出たりするのです。
これがレバレッジのメリットでありデメリットでもあります。
なおレバレッジの大きさは自分で調整することができます。(これはとても大事です)
レバレッジを掛けない、あるいは少しだけ掛けるというやり方もあります。(この方法を推奨します)
レバレッジを掛けないFXは外貨預金とほぼ同じ意味だと考えて良いでしょう。
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