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箱を残さない打ち方



パチンコ屋でよく見かける行動に、自分の使った金額分を確保して撤退するというのがあります。

具体的には、その日に使った金額が1万円だとすると、その分の玉がなくなるまで粘って、トータルでマイナスにはしたくないから、1万円分は流して撤退、というパターンです。

この行動をおこす気持ちは私もよく分かります。心情的には1日単位でもマイナスになってしまうと、気分的にとってもブルーになりますし、その後の勝負にもマイナスになりそうな気がしてしまいます。

しかし、いわゆるボーダーラインを超えている台ならば、ここで少し思い直してもう一粘りする打ち方をして欲しいのです。

1日単位でマイナスになるという恐怖心はとても強いもので、少しでも浮いていればプラスはキープしたいという気持ちはとてもよく分かります。

しかし、パチンコにおいてトータルで勝つ道は、勝てるときは大きく勝つ!ことなのです。何度も述べたように換金差があるホールで持ち球で打てる状態は、打ち手が圧倒的に有利な立場です。有利な立場で弱気になってはいけません。

持ち球で勝負できる状態は、自分の手持ちに充分な「兵士と物資」がある状態だとイメージしてください。(あまりおだやかな例えではありませんけど^^;)

勝負に勝つ条件がととのっているのに、兵をひいて退却する理論がどこにあるでしょうか?

「5箱あったのに、残り2箱になってしまった。使った金額は1万円でほぼトータル±0だ・・。2箱流して帰ろうかな・・・」こんなときこそ、弱気になりそうな気持ちをふるい起して、もうひと勝負です!

ときには運に恵まれないで、そのまま出玉をノマれて……(o_ _)oガクリ・・ と家路につくこともあるかもしれません。しかし、えいっ!と勇気をふり絞って勝負して大きく勝てたときの満足感もそれに以上の充足感をあなたに与えてくれるはずです。

たとえ全部ノマれたとしても、自分の持ち球をフルに使いきって、ベストの立ち回りをしたならば、いったいどこにそれを後悔する理由があるでしょうか?

むしろ最後まで粘ったならば見事に散った勝負師としての清々しさすら感じられるはずです。たしかに悔しいことは悔しいですけどね(^^;)

いずれにせよ、ギャンブルをするということは、ある意味、戦場にきているのと同じです。自分に有利な状況であるならばトコトン粘って粘って粘り倒す。それことがトータルで勝つことができる勝負師の立ち回りなのです。

いままで出玉ノマれるのが怖くてついつい撤収していたみなさん、すこし勇気を出して「勝負師」になりませんか?

注:出玉で粘る場合でも、等価ボーダーを下回っている場合は粘れば粘るほど出玉が減っていくので、その場合は速やかに撤収してください。粘るといっても閉店時間には注意してください。



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