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医療保険は本当に必要か?



番外編ということで「保険」の話をしたいと思います。なんだ・・・パチンコの話じゃないのか、何か売りつけようって気か?とページを閉じるのは少しお待ちください。

私は以前保険に関する仕事に携わったことがあるので、何かお役に立つ情報があるかもれません。特定の保険を売りつけたりしないので、身構えないで気楽に読んでみてください。

医療保険について

医療保険というのは、一般的には怪我や病気で入院したときに保障される保険をいいます。最近では、保険料が一生涯変わらない、手軽に入れる医療保険が増えてきているようです。

そもそもお手軽に入れる医療保険なんて必要なの?と管理人は疑問を呈したいと思います。

そもそも保険とは・・

保険とは、これが起こったらヤバイ!どうしよう!!破滅だ!人生オワタ\(^o^)/という万が一のために入るものです。

自動車保険が良い例で、たとえば(あまり考えたくありませんが)大きな人身事故を起こしてしまった、とても大きな物損事故を起こしてしまった・・というような場合です。

このような場合、通常の貯えでは対処できずに破滅的な経済的な賠償責任を負ってしまうので、どうして加入する必要があります。

保険において最大に威力を発揮するものは、損失が「無制限に発生する可能性があるもの」です。

逆に保障が最大1万円の保険なんて誰も必要としてないのです。

お手軽な医療保険で具体的に考えてみよう

例えば某保険会社のお手軽な入院保険について考えて見ましょう。

1回の入院限度日数は60日 入院した場合の保障は1日あたり5000円
月々の保険料は2500円とします。

すると、10年で加入者は30万円の保険料を払うことになります。1回の入院限度日数は60日なので、どんなに重い怪我や病気をしても最大で30万円しか支払われません。

ギャンブラー的視点で考えてみる

ここはギャンブラーが集うサイトですので、ギャンブル的な視点で保険を考えて見ましょう。

医療保険とは、ぶっちゃけ・・・自分が大きな怪我や入院をするほうに(保険会社を相手として)賭けるギャンブルといえます。入院したら加入者の勝ち、しなかったら保険会社の勝ちです。

医療保険の原価は30〜40%と言われています。原価とは純粋に保障のために支払われる部分です。それ以外の部分は保険会社の人件費であったり、広告宣伝費であったり、純粋な儲けの部分となります。

つまり、上記の例でいうならば、支払った30万円のうちに純粋に保障部分で使われる部分は、9万円〜12万円です。

つまり加入者は10年で30万円を支払って、平均で9〜12万円戻ってくるであろうギャンブルをしているわけです。

このギャンブルに参加するのは賢明といえるでしょうか?

医療保険の意味

では、医療保険はまったく必要ないのでしょうか?

私はそんなことはないと思います。人によっては病気になりやすい人もいるでしょうし、怪我をしやすい人だっています。

大きな怪我や入院をしたときに備えておきたい、家族に迷惑をかけたくない、というニーズは実際にあると思います。

加入するならお手軽でない医療保険

もし管理人が医療保険に入るとしたら、たとえ保険料が高くなっても「お手軽」ではない「もっと保障の長い」医療保険に入ります。

何度も言うように、保険とは大きな損失に備えてこそ意味があるものだからです。

ポイントは「入院限度日数」です。入院限度日数とは1回の入院で支払われる最大の日数です。これが短ければ短いほど「お手軽な保険」といえるでしょう。

もし医療保険に加入されているならこの「入院限度日数」だけは必ずチェックしてみてください。

理想の医療保険

最後に私が理想の医療保険について考えていることを書きます。

もしニーズがない、社会的なウケが悪い、ビジネスとして成り立たない、などの問題を一切なしにして、理想的な医療保険を作れ!といわれたら、私はこんな保険を設計します。

1回の入院限度日数 無制限  
保険会社の免責日数120日

この設計の意味は、どんなに重い怪我や病気で入院しても、無制限で保障します。これだと保険料が高くなりすぎるので、120日までだったら保険会社は一銭も支払いません。という条件を追加します。

これこそ究極の「万が一のためのだけの医療保険」と言え、(ビジネス的にはまったく売れないと思いますが・・・)保険の原理原則にもっとも適った保険であると思います。

保険の続き

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