さて、まだ株式投資のメインが進行中なのですが、ちょっとホットな話題もあるので、横道にそれて優待株のお話をしたいと思います。(2009/11/23) お得に見える優待株 まず優待株とはなんだ?というお話から。優待株というのは、株式を保有しているだけで、その会社から食事券や割引券が送られてくる株式のことです。 一番簡単なのは、例えばマクドナルドや吉野家ですね。株式を保有していれば、マクドナルドや吉野家で使える食事券が毎年(年に2回)送られてきます。 その他にも、クオカードであったり、商品券であったり、グルメギフトであったり・・とその会社の事業とは関係ない優待も多くあります。おお、お得じゃん!と表面上は思えます。 ある優待株の末路 それで、何がホットな話題なのかというと最近、ある有名な優待株のお話です。 全国でステーキ店を営業している「どん」(証券コード8216)の株価推移です。1年以上、400円前後をウロウロしていた株価が急落しています。11/23現在では203円と葯半分になっています。 この会社の取引単位は1000株ですので、1000×400円・・・約40万円の価値があったものが、ほんの数日で半分の価値しかなくなってしまったのです。 「どん」に何が起こったのか? この株価の急落の原因は「優待の廃止」です。どんは年に二回 12,000円分の食事券を株主に配布していました。年間では24000円分です。 これを11月17日に突然廃止を宣言したのです。多くの株主が「単なる優待目的」で株式を保有していたために、もうこんな株イラネ!!と売りが殺到したのです。 あまりに「売り」が殺到したために、すぐに売りたい!と思っていた人も、買い手がいなかったために、泣く泣く200円前後で手放すしかなかったのです。一瞬にして損失20万・・・ああ・・なんて高くついたステーキでしょうか。 優待株のリスク 「どん」は少し極端な例かもしれませんが、優待株には常に「廃止リスク」があるということをよくよく注意しなければなりません。そして、豪華な優待であればあるほど、廃止した時のインパクトは大きなものになります。 いや、この会社は誠実だから・・・業績が大丈夫だから・・・それほど過大な優待ではないから・・・。そんな風に思い込んでいても、ある日突然優待の廃止を宣言することは、よくあることなのです。 特にこのような不景気の最中では、企業は優待を廃止する好機といえるでしょう。財務的に負担になった、業績に懸念がある、もう十分に優待の役割(株主の増加)は果たした、ある理由で株価を下げたい・・。理由付けには事欠かないご時世なのです。 この理由から、管理人は優待がある会社の株の評価を、「マイナス要素」として考えます。 優待株との付き合い方 じゃあ、優待を導入している会社は全部ダメなの?というと、そんなことはありません。私の所有している株の中にも優待株はあります。 ただし、私の場合は優待株を買うときには、ひとつの判断基準を持っています。それは「もしその優待がなかったとしても、その会社の株を欲しいと思うか?」です。 優待がなくてもその会社の株を保有したいわけですから、ある日優待が廃止されても(多少は株価が下がったとしても)まったく動揺する必要が無い、というわけです。 株式投資のトップページへ 次の記事 金(ゴールド)への投資 無料パチンコ必勝法トップページへ [基礎編] ・株とは何か? ・最強の複利パワー ・日経平均とは何か? ・完本保証からの脱却 ・株式投資はギャンブルか? ・株式投資は楽しい ・最初は小額から ・私が使っている証券会社 ・株式投資のオススメ本 ・宇宙への投資(番外編) ・危機に対する投資(おまけ) [基礎編2] 株価って? 株式市場でなにやってるの? 会社の価値は? 会社の価値は?A 事業価値 PERについて PERの注意点 PBRについて [応用編] 優待株に注意 金(ゴールド)を手軽に株で買う? みんなの逆を行く |
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