さて、事業価値を考える上でもっとも大事な指標はPERだと述べました。さらにPERを使う上での注意点を書いていきます。 PERは実績より予想値が大事 株式市場の評価は「過去」ではなく「未来」です。 どれだけ過去に素晴しい収益力を持っていたとしても、それはあくまで過去であって、未来にそれが保証されるとは限りません。 実績PERは過去で、予想PERは未来です。つまり重視すべきは予想PERです。 PERが特殊要因で低くなる場合 企業には突発的(単発的)な利益が発生して、結果的にPERが低くなる場合があります。 例えば、保有している土地や有価証券(株や債権)を売却した、子会社を売却した、といった場合です。 その場合には、事業の価値をは関係なく、利益は増加します。利益が増加するということは、PERも当然下がります。 しかしそれは、あくまでも単発的な要因なので、事業価値をしては評価はされません。その部分の利益については事業価値としてみる場合は、割り引いて考える必要があります。 特需で一時的に収益力が増加 企業には特需で利益が増加する場合があります。 たとえば、○○ブームに乗った、とか政府の政策によるもの(例:タスポ)その特需要因が発生した時には、一時的に株式市場で評価が高まるかもしれません。 しかし、それは企業の本質的な実力を示すものかどうか、また未来に続くものかどうかを見極める必要があります。 もしPERが低いが、それが何かの特需によるものである場合には、十分に注意する必要があります。 その他、PERが低くなる要因 流動性が乏しい(取引が少ない) 上場している市場が小さい(新興市場など) 成長性が乏しい・反社会的である(パチンコ業界など・・・笑) 財務内容が悪い(借金が多い) 事業の安定性がない(パチンコメーカーなど・・・) これらの要因がある場合には、株式市場において評価が低くなりがちです。つまりPERが常に低いために、PER低い!!お買い得!!とは単純にならないので注意が必要です。 株式投資のトップページへ 次の記事 PBRについて 無料パチンコ必勝法トップページへ [基礎編] ・株とは何か? ・最強の複利パワー ・日経平均とは何か? ・完本保証からの脱却 ・株式投資はギャンブルか? ・株式投資は楽しい ・最初は小額から ・私が使っている証券会社 ・株式投資のオススメ本 ・宇宙への投資(番外編) ・危機に対する投資(おまけ) [基礎編2] 株価って? 株式市場でなにやってるの? 会社の価値は? 会社の価値は?A 事業価値 PERについて PERの注意点 PBRについて [応用編] 優待株に注意 金(ゴールド)を手軽に株で買う? みんなの逆を行く |
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